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フライト更新工事~火花が描く、現場の熱い瞬間~

皆さんこんにちは!

 

名古屋市緑区を拠点にプラント内の重量鳶工事、機械器具設置工事などを行っている

株式会社島工業、更新担当の富山です。

 

 

 

【フライト更新工事の様子】
~火花が描く、現場の熱い瞬間~


作業風景:切断作業の様子

今回の現場は、プラント設備における「フライト(羽根)」部分の更新工事です。
経年劣化により摩耗・腐食が進んだ鉄部を切断し、新しい部材へ交換する作業が行われました。

火花を散らしながら進められるガス切断は、まさに職人技の真骨頂
現場に響く金属音と火花の閃光は、緊張感の中にも確かな技術と経験を感じさせます。


フライト更新とは?

 

フライト(Flight)とは、搬送装置などで原料や製品をすくい上げ、運搬する羽根部分のこと。
回転軸に取り付けられ、摩耗や錆びなどで劣化しやすいため、定期的な交換が欠かせません。

今回の更新では、

  • 摩耗した羽根部の取り外し

  • 新品部材への交換・位置調整

  • 溶接部の補強・仕上げ確認
    という工程を丁寧に実施しました。

フライトの取り付け角度ひとつで、搬送効率や装置のバランスが変わるため、
1mm単位の調整にも気を抜けません。


⚙️ 火花の裏にある“安全と集中”

 

写真では火花が勢いよく飛び散っていますが、
作業者は防火マスク・防炎服・安全帯を完全装備。

また、周囲には耐火シートを設置し、飛び火による事故を防止。
火花の一粒にも気を配りながら、冷静にトーチを操る姿は、まさに“現場のプロ”です。

「ただ切るだけ」ではなく、
・金属の厚み
・熱の伝わり方
・歪みの出方
を読みながら、最適な角度で炎を当てていく――
この感覚こそが熟練技術の証といえます。


チームで挑む作業工程

 

更新作業は一人ではできません。
切断を担当する作業員、部材を吊るオペレーター、位置を確認する補助員――
全員が声を掛け合いながら、一つの作業を完成させます。

特に溶断中は、クレーン操作と連携しながら進めるため、
合図やタイミングのズレが事故につながることも。

現場では「声の大きさ」「目線の合図」「一呼吸のタイミング」まで統一し、
安全を守りながらスムーズな作業を実現しています。


現場で守られているルール

 

  • 溶断前の可燃物除去・防火布の設置

  • 火花方向の確認と遮蔽物の配置

  • 火気監視員の常駐

  • 作業終了後の火元確認(再燃防止)

これらを徹底することで、事故ゼロを継続しています。
安全は「意識」ではなく「仕組み」で守る――それがこの現場の信念です。


まとめ

 

フライト更新工事は、
機械の寿命を延ばし、安定稼働を支えるための大切なメンテナンス。

火花が散るその瞬間にも、職人たちは冷静に、丁寧に、確実に。
見えない努力の積み重ねが、今日も設備の未来を支えています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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