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🔧 プラントの構造とは ~配管と設備が織りなす巨大システム~

皆さんこんにちは!

 

名古屋市緑区を拠点にプラント内の重量鳶工事、機械器具設置工事などを行っている

株式会社島工業、更新担当の富山です。

 

 

 

🔧 プラントの構造とは

~配管と設備が織りなす巨大システム~

プラントと聞くと、工場地帯に立ち並ぶ煙突や大きなタンクを思い浮かべる方が多いかもしれません。

実際のプラントは、見た目以上に緻密で複雑な仕組みで構成されています。


無数の配管や設備が組み合わされ、まるで「一つの巨大な機械」のように稼働しているのがプラントの特徴です🏭。


🏗️ プラントを形作る主要な要素

 

  1. 配管システム(Piping System)
     プラントの「血管」とも呼ばれる存在。ガス、蒸気、水、薬品、石油など、用途に応じた流体を安全かつ効率的に運びます。配管の直径や材質、圧力耐性がプラントの性能と安全性を大きく左右します。

  2. 圧力容器・タンク
     原料や生成物を一時的に貯蔵するための装置。圧力容器は高温・高圧にも耐える特殊な設計が施されており、厳しい規格に基づいて製作されます。

  3. 熱交換器(Heat Exchanger)
     加熱や冷却を行う装置。化学反応の温度調整や、効率的なエネルギー利用のために欠かせません。

  4. 反応器(Reactor)
     化学プラントで中心的な役割を果たす設備。原料を投入し、圧力・温度条件を制御しながら目的の製品を生成します。

  5. ポンプ・コンプレッサー
     流体を移動させるための機械。規模の大きなプラントでは、数百台以上が稼働している場合もあります。

  6. 制御システム(DCS / SCADA)
     人間の代わりに機器を監視・制御する“頭脳”の部分。センサーやバルブと連携し、温度・圧力・流量などを自動で最適に調整します。


⚙️ 配管の複雑さ

 

プラントを一目見ただけで「迷路のようだ」と感じる理由は、この配管の多さにあります。

  • 数十種類以上の流体が、異なる温度・圧力で同時に流れている

  • それぞれが交差し、目的地(反応器、熱交換器、貯槽など)に正確に到達するように設計されている

  • 材質もステンレス、炭素鋼、特殊合金、樹脂管など、流す物質によって選び分けられている

 

まさに人体の「血管網」のように、プラント内を縦横無尽に走っているのです。


🌍 プラントの規模感

 

大規模プラントになると、

  • 配管総延長は数百kmに達する

  • 数千人規模のスタッフが建設や運転に関与する

  • 完成までに数年単位の時間と莫大なコストがかかる

 

その姿はまさに「都市の中にあるもう一つの都市」。

一見無秩序に見えても、すべてが緻密な設計図に基づいて配置されています📐。


🛡️ 安全と信頼を支える設計

 

プラント構造で最も重視されるのは 安全性

  • 配管が破裂しないような圧力設計

  • 漏洩や腐食を防ぐための材質選定

  • 爆発や火災を防ぐ緊急遮断システム

  • 定期点検とメンテナンスの体制

こうした仕組みが組み合わさり、昼夜を問わず安定した稼働を実現しています。


📝 まとめ

 

プラントの構造は、単なる工場設備ではなく「巨大な有機体」ともいえる存在です。


配管は血管、制御システムは頭脳、ポンプは心臓――そう例えられるように、すべての要素が連携して初めて安全で効率的な運転が可能になります。

一見複雑に見える配管や設備の集合体は、実は計算され尽くした“巨大な仕組み”なのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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🚧 バケットコンベア新設工事レポート

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🚧 バケットコンベア新設工事レポート

~ベッド分取り込み作業の舞台裏~


今回は工場設備の中でも重要な存在である バケットコンベア新設工事 の一場面をご紹介します✨


その中でも、工事の大きな山場となる「ベッド分取り込み」について、写真とともに詳しくお伝えします。


🚜 巨大な機材を吊り上げる瞬間

 

まずは地上に置かれた巨大なバケットコンベアのベッド部を、大型クレーンで吊り上げます。


重量は何トンにも及ぶため、吊り上げの瞬間は現場全体がピリッとした緊張感に包まれます⚡

📸 クレーンで吊り上げられていくベッド分の様子

見上げれば、青空の下をゆっくりと浮かび上がる真新しい機材。

迫力と同時に「絶対に安全に終わらせるぞ」というスタッフの思いが伝わってきます。


🧗‍♂️ 高所での取り込み作業

 

次は設置場所での大仕事!


鉄骨の骨組みが組まれた高所に、クレーンで吊られたベッド分を正確に取り込んでいきます。

📸 足場の上で位置を確認しながら取り込む様子

スタッフはヘルメット・安全帯を着用し、細心の注意を払って作業を進めます。


わずか数センチのズレが後の工程に影響を与えるため、声を掛け合いながら少しずつ位置を調整。チームワークの良さが光る瞬間です🌟


🛠️ 現場の工夫と安全第一の姿勢

 

重量物を高所へ取り込む作業はリスクも大きいため、安全管理が最優先です🔒

  • ✅ クレーンオペレーターと作業員が合図を確認し合う

  • ✅ 強風の影響を考慮し、タイミングを調整

  • ✅ ボルトを本締めする前に仮止めで微調整

こうした一つひとつの工夫が、事故を防ぎ、確実な施工につながります。まさに「安全第一」の現場力です💪


🌟 まとめ ~工事の節目を乗り越えて~

 

今回の「ベッド分取り込み」は、バケットコンベア新設工事における大きな節目でした。


クレーンによる迫力満点の吊り上げ、高所での繊細な取り込み作業、そして安全を最優先にしたチームワーク――そのどれもが合わさって、無事に成功へと導かれました👏

この新しいバケットコンベアが稼働を始めれば、現場の効率化・安全性の向上に大きく貢献していくこと間違いなしです✨

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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鍛冶工事の役割 ~溶接と溶断でプラントを支える技術~ 🔥🔧

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鍛冶工事の役割

~溶接と溶断でプラントを支える技術~ 🔥🔧

鍛冶工事とは?

 

鍛冶工事とは、プラント内の重量機械や配管設備を設置・改修・撤去する際に行われる、金属を切断(溶断)し、接合(溶接)する工事のことです。

例えば、新しいポンプを導入するためには既存の配管を切り離し、新たな管を正確に接続する必要があります。

この一連の作業は、鍛冶工事の専門技術なくしては不可能です。

プラント内では常に膨大なエネルギーが扱われています。

高温・高圧の流体や、人体に有害な化学物質を輸送する配管も少なくありません。

そのため、鍛冶工事は**「安全と品質を守る最後の砦」**ともいえる役割を担っているのです。


溶接の精度が命 🛠️

 

プラントの配管や機械は、数ミリの隙間や歪みが大事故の原因となる世界です。
例えばボイラーや熱交換器の配管は、数百℃、数十気圧の条件で稼働しています。

もし溶接が不完全であれば、漏洩や爆発事故につながる危険性があります。

そのため溶接には「強度」「気密性」「耐久性」「美観性」のすべてが求められます。

見た目が綺麗でも内部がスカスカなら意味がなく、逆に強度があっても仕上がりが粗ければ検査に通りません。

**溶接は「ごまかしの効かない技術」**なのです。


溶断の役割 🔥✂️

 

新しい設備を設置するためには、古い機器や配管を切断・撤去する必要があります。
このとき使われるのが「溶断」です。

酸素とアセチレンを使ったガス切断や、プラズマ切断などを用いて、厚い鉄板やパイプを一気に切り開きます。

溶断はただ切れば良いのではなく、解体後の搬出ルートや再利用性を考慮した切断が求められます。

職人は切り口の角度や順序を瞬時に判断し、次の作業に繋がるように工夫しているのです。


鍛冶工事の現場描写 👷‍♂️🔥

 

プラント内の鍛冶工事は、火花が飛び散り、金属が赤く焼ける迫力ある作業です。

暗い施設の一角で、マスク越しに青白い光を見つめる職人。
「ジジジッ」というアーク音と共に、金属と金属が一体化していく瞬間。
横では仲間が火花よけのシートを張り、安全を守りながら作業を進めています。

作業後には必ず**非破壊検査(X線・超音波検査など)**を行い、内部の品質を確認します。

目に見えない部分まで信頼できる品質を保つのも、鍛冶工事の重要なプロセスです。


雑学:溶接の種類 🔥

 

プラント現場では様々な溶接技術が使い分けられます。

  • アーク溶接:最も一般的。電気の熱で金属を溶かす。

  • TIG溶接:高精度・美しい仕上がり。ステンレスやアルミに最適。

  • MIG溶接:スピード重視の半自動方式。

  • 被覆アーク溶接:屋外や厚板の現場に強い。

現場の条件・材質・安全基準に応じて「どの方法が最適か」を即断できるのがプロの技です。


鍛冶職人の誇り ✨

 

鍛冶職人にとってのやりがいは、**「自分の仕事が何十年先まで形に残り続ける」**こと。

「この溶接で工場が止まらず動き続ける」
「この配管から製品が生まれ、人の暮らしを支える」

そう思うと、一本のビード(溶接の線)にも自然と魂が込められます。


リスク管理と安全対策 ⚠️

 

鍛冶工事は火や高温を扱うため、リスクが非常に高い仕事でもあります。

  • 火花による火災

  • 高温金属による火傷

  • 有害ガスの吸引

そのため現場では、保護具の着用・火花飛散防止シート・換気設備・火気管理者の配置など、徹底した安全対策が行われています。


未来の鍛冶工事 🛠️🤖

 

近年は、AIやロボットを活用した自動溶接技術も進化しています。
しかし、プラントの現場は狭く複雑な場所が多く、ロボットだけでは対応できません。
今後は「人とロボットの協働作業」が主流になり、職人はより高度な判断力と管理能力が求められるでしょう。


雑学:火花の温度 🌡️

 

溶接時に飛び散る火花の温度は約1500~2000℃

鉄を一瞬で溶かす温度です。


ちなみに、太陽の表面温度は約6000℃。

つまり、職人は「太陽の1/3の熱量」を目の前で操っていることになります。


まとめ ✨

 

鍛冶工事は、プラントを支える最重要の工程です。
正確な溶接・溶断がなければ、安全な稼働も生産の継続も不可能。

火花を飛ばし、汗を流し、鉄を操る鍛冶職人の技があるからこそ、巨大なプラントは安心して動き続けられるのです。


鍛冶工事は、未来へつながる「縁の下の力持ち」といえるでしょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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重量の規模 ~数百キロから数十トンまで扱う迫力の世界~ ⚖️🚛

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重量の規模

~数百キロから数十トンまで扱う迫力の世界~ ⚖️🚛

扱う重量のスケール感

 

プラント工事で扱う重量物は、数百キロから数十トンに及びます。
このスケール感は、一般的な建築工事とは大きく異なる点です。

例えば、

  • 1トン=普通自動車1台分

  • 10トン=観光バス1台分

  • 30トン=電車1両分

プラントでは、こうした巨大な機械を日常的に扱います。


重量鳶の役割 💪

 

重量鳶は、重量物を吊り上げ、運び、設置するスペシャリストです。


彼らは「鳶職人」の中でも特に重量物を扱う専門分野で、ミリ単位の据付精度を実現するために経験と技術を駆使します。


運搬の工夫と安全性 🚧

 

重量物を運ぶ際には、単に「運ぶ」だけでは済みません。

  • 経路確認:梁や柱に当たらないか?

  • 重心確認:バランスを崩さないか?

  • クレーンの選定:吊り上げ能力は十分か?

こうした要素をすべて計算して作業を進める必要があります。


現場の緊張感 ⚠️

 

20トン級の機械を吊り上げるとき、現場は一瞬の静寂に包まれます。
全員が呼吸を合わせ、声を掛け合いながら慎重に移動させる。
数ミリのズレも許されない緊張感の中で、重量鳶の技術が光ります。


雑学:江戸時代の重量物運搬 🏯

 

実は江戸時代にも「重量鳶」の先駆けがいました。
城や寺院を建てる際、巨大な石や柱を人力と滑車で動かしていたのです。
現代の重量鳶は、その伝統を受け継いだ存在といえます。


まとめ ✨

 

重量物を扱う現場は、まさに「力と知恵の結晶」。


数十トン規模の設備を正確に動かすスケール感と緊張感は、他の工事では味わえない醍醐味です。


重量鳶は「プラント工事の花形」と呼ばれるにふさわしい職種です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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プラント工事とは ~社会を支える巨大インフラの裏側~ 🏭⚙️

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プラント工事とは

~社会を支える巨大インフラの裏側~ 🏭⚙️

プラント工事の基本

 

プラント工事とは、工場や発電所、化学プラントなどで使用される熱交換器・塔槽・ポンプ・タンクなどの重量機器を搬入・搬出し、所定の場所に据付を行う工事のことです。

一言で「プラント」といっても種類はさまざま。

  • 発電プラント(電気を生み出す)

  • 化学プラント(化学製品を製造)

  • 食品プラント(食品加工や飲料製造)

  • 製鉄・製油プラント(基礎資材を生産)

私たちの生活に欠かせない「電気・ガス・食料・燃料」などは、すべてこうしたプラントで作られているのです。


設備の種類と特徴 🏗️

 

プラント工事で扱う機械設備は、非常に多種多様です。

  • 熱交換器:温度調整を担う重要機器。

  • 塔槽類:化学反応や貯蔵を行う背の高いタンク。

  • ポンプ:液体や気体を送る心臓部。

  • コンベア:生産ラインを流れる素材を運ぶ。

  • 冷却装置や空調設備:温度管理に不可欠。

どれも重量物であり、専門技術がなければ設置も運用も不可能です。


プラント工事の流れ 🛠️

 

  1. 現場調査:設置環境を確認。搬入ルートや設置場所をミリ単位で測定。

  2. 計画立案:クレーンの配置や人員の動きまでシミュレーション。

  3. 搬入:重量鳶が中心となり、安全に搬入作業を実施。

  4. 据付:専用機材を使い、設置位置を数ミリ単位で調整。

  5. 確認・試運転:稼働チェックを経て引き渡し。


プラント工事の社会的重要性 🌍

 

プラント工事がなければ、私たちの生活は成り立ちません。
発電所が動かなければ電気が止まり、食品プラントが止まれば食料供給が滞ります。

普段は目に見えない部分で社会を支えているのが、プラント工事に携わる職人たちの仕事なのです。


雑学:プラントの語源 📖

 

「プラント(Plant)」は英語で「工場・設備」という意味ですが、もともとは「植物」という意味から転じています。


「植物が根を張って育つように、機械を据え付けて稼働する」というニュアンスが込められているそうです。🌱


まとめ ✨

 

プラント工事とは、社会のインフラを支える極めて重要な仕事です。


巨大な設備を正確に設置し、安全に稼働させることで、私たちの暮らしは成り立っています。


縁の下の力持ちとして働くプラント工事の現場は、まさに「社会の心臓部」といえるでしょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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工場内コンベア新設工事を行いました!

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【施工事例】工場内コンベア新設工事を行いました!

今回は、工場内にて実施した「コンベア新設工事」の様子をご紹介します。

機械の搬入から据付、調整まで、一つひとつの工程に安全と正確さを意識して取り組みました。


▼ 安定した搬送を支える“骨組み”から

今回設置したコンベアは、複数ラインで構成された中・大型の搬送システム。

まずはしっかりとした基礎架台とフレームを組み上げるところからスタートです。

重量物の支えとなるだけでなく、搬送時の振動や荷重にも耐えられるよう、ボルトの締め付けや水平確認には特に注意しました。


▼ 現場スタッフによる精密作業

ラインに沿って配置されたコンベアユニット。

その組立には、現場での経験とチームワークが欠かせません。

狭いスペースでの作業や高所での取り付け作業には、ヘルメット・安全帯・安全靴を徹底し、安全確認を随時行いながら、段取り良く進めました。

スタッフ同士の連携も良く、スムーズに据付が完了!


▼ 荷重設備・チェーンブロックを駆使して慎重に

大型部材の据付には、可搬式のアルミ製クレーンとチェーンブロックを使用。

現場内の天井高や作業スペースの制約がある中、最適な配置と安全動線を確保しながら、慎重にパーツを吊り込み・固定していきました。

この工程は、スピードよりも「確実性」が最も大切なポイント。

最後は、微調整と固定作業を丁寧に行い、完了時にはお客様にも「美しい仕上がり」と評価をいただきました!


▼ まとめ

 

今回のコンベア新設工事では、

  • 複数ユニットの一体化作業

  • 高精度な水平調整

  • 安全管理の徹底

といった点に特に力を入れて施工いたしました。

工場ラインにおいて、コンベアは“生産を支える大動脈”のような存在です。

その安定稼働を実現するためにも、私たちは今後も確かな技術と丁寧な仕事をお届けしてまいります。


搬送設備の新設・改修をご検討の企業様へ

現地調査から設計・施工・メンテナンスまで、一貫して対応可能です。
お気軽にご相談ください!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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据付位置のリアルと、現場に刻まれる職人の手仕事──エプロンコンベア更新工事

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【施工レポート最終編】据付位置のリアルと、現場に刻まれる職人の手仕事──エプロンコンベア更新工事

今回は、エプロンコンベア更新工事の【最終レポート】をお届けいたします。

前回までの記事では、工事の全体像と試運転の様子、安全管理の工夫などをご紹介しました。

今回は写真付きで施工位置と作業内容をさらに詳しく掘り下げ、現場で何が行われていたのかを“リアル”に伝えたいと思います。


📍 写真①:新設ユニットの本体据付《炉前据付部》

こちらの写真は、**エプロンコンベアの本体据付作業の様子(炉前付近)**を撮影したものです。

赤錆色に塗装された新品のコンベアユニットを、チェーンブロックと吊りチェーンを駆使して、開口部から慎重に挿入・位置合わせしている場面です。

この工程では、以下のような点が重要視されました。

  • 吊り位置のバランス確保:ユニットの重心を正確に読み取り、左右に振れないよう配慮

  • 干渉回避:搬入ルートの周囲には焼却炉の開口部や既設フレームがあるため、1cm単位のクリアランス調整

  • 仮固定→本締め:一旦仮止めで位置を確定させた後、周囲のフレームと一体化させるよう本締め作業へ移行

 

この「炉前据付部」は、最も慎重さが求められる箇所の一つ。少しでも傾きがあれば、チェーンの走行に歪みが出てしまうため、水平・垂直の精度確認を繰り返し行いながら施工しました。


📍 写真②:コンベア部品の吊り上げ搬入《搬入経路付近》

この写真は、コンベアユニットを構成する部品を搬入経路から吊り上げている様子を収めたものです。

吊りポイントは天井の鉄骨に組まれた仮設トラス。1スパンあたり200kgの吊り制限があり、作業員がチェーンブロックを操作しながら、パーツを上階へ搬入しています。

注目すべきは右側に掲示された「安全帯着用」の指示。これは単なる注意喚起ではなく、この位置から先は高所作業が確定するという合図です。作業エリア全体が、計画的にゾーン管理されていることが伺えます。

ここでのポイントは以下の通りです。

  • 吊り点の分散設計:重量が偏らないよう、複数の吊り金具と分散荷重により対応

  • 声掛けの徹底:死角が多い位置のため、「吊るよ!」「止めて!」といった合図を明瞭に

  • 搬入部品のマーキング:どの部品をどこへ運ぶか、部品ごとにナンバリング管理を実施

 

この工程がスムーズにいくかどうかで、後の据付作業の段取りが大きく左右されます。

重量物搬入こそ、最初の山場といえるでしょう。


⚙️ 現場の“仕上げ”作業と最終確認

 

据付完了後は、以下のような“仕上げ工程”に入ります。

  • チェーンのテンション微調整

  • 停止位置の確認

  • グリースアップと潤滑状態チェック

  • モーター配線・制御系統の確認

  • 通電試験~無負荷・実負荷での搬送確認

 

最後は現場責任者立ち会いのもと、**「振動なし」「スムーズなチェーン搬送」「異音なし」**という3拍子がそろって、正式に完了となりました。


🛠️ 工事を通じて感じた“人の力”

 

今回のエプロンコンベア更新工事を通して、改めて感じたのは「人の力が機械を超える瞬間がある」ということです。

狭い空間、限られた吊り代、安全とのせめぎ合い、1人では成しえない作業──。

それを**「段取り」「声掛け」「技術力」で乗り越えるのが現場力**なのだと実感しました。


📣 今後のご相談もお気軽に!

 

エプロンコンベアは見えにくい設備ですが、工場や施設の稼働を根本から支える重要な存在です。


当社では以下のようなご相談にも対応しています:

  • 🔧 古い搬送設備の更新や延命策

  • 🧰 定期点検・予防保守プランのご提案

  • ⚙️ 設備トラブル対応(緊急・夜間含む)

  • 📋 新設ラインに合わせた設計提案

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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老朽化した設備に命を吹き込む──エプロンコンベア更新工事を実施!

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【現場レポート】老朽化した設備に命を吹き込む──エプロンコンベア更新工事を実施!

 

 

 

今回は、私たちのチームが担当した「エプロンコンベア更新工事」について、現場の様子を交えて詳しくご紹介いたします。

エプロンコンベアは、工場の中でも特に過酷な環境で使用される搬送設備のひとつ。重量物や高温の原料、または鋭利な物体などを搬送するため、その耐久性と安定稼働が何より重要になります。しかし、長年の使用により摩耗や損傷が進むと、搬送トラブルや生産ラインの停止といったリスクが高まります。

今回の現場では、そうした老朽化したエプロンコンベアの全面更新工事を行いました。


📍 工事の背景と目的

 

今回の更新工事は、以下のような課題を解決する目的で実施されました。

  • 長年の使用によるチェーン部・スプロケットの摩耗

  • コンベア底面の腐食進行

  • モーターと駆動部の振動と騒音の増大

  • 緊急停止の頻発によるライン効率の低下

これらの問題に対し、安全性・耐久性・作業効率を一気に向上させることが本工事の最大のミッションでした。


👷‍♂️ 現場作業の流れ

 

【1】施工前の現場調査・事前打合せ

更新対象となるコンベアの構造や取付位置を事前に綿密に確認。既存設備の干渉箇所のチェックや、新部材の搬入経路の確認、作業動線の安全確保など、万全の準備を整えました。

【2】既存コンベアの解体・撤去

まずは使用を終えた旧コンベアの撤去作業から開始。重機の使用が制限された空間だったため、人力とチェーンブロックを併用しながら、慎重かつスムーズに撤去していきます。動画にもある通り、作業者同士が声を掛け合いながら連携し、吊り作業を安全に実施しています。

【3】新型エプロンコンベアの据付

搬入された新型コンベアは、高耐摩耗鋼を採用した仕様で、耐久性と静音性に優れています。ユニットごとに分割されており、狭小な設置スペースでも無理なく据付が可能です。

【4】チェーン調整・潤滑・通電試験

据付完了後は、チェーンのテンション調整やスプロケットの動作確認、潤滑装置の設定などを行い、最終的には通電・無負荷試運転→実負荷試運転→最終検査の流れで安全確認を実施しました。


🔧 技術的な工夫と改善点

 

  • 新素材の導入:従来の炭素鋼に代えて、耐食性の高い素材を採用。腐食によるトラブルを大幅に削減。

  • 潤滑機構の自動化:グリースアップの手間を省きつつ、部品寿命の延長を実現。

  • 低騒音化:モーターと駆動部に防振材を追加し、現場内の作業環境を改善。


🎥 現場のリアルな姿──動画から伝わる臨場感

現場の様子を撮影した動画からは、作業員一人ひとりが高い集中力で作業にあたっている様子が伝わります。特に、重量物を吊り上げる瞬間や狭所での作業時には、声掛けと連携が命綱です。

現場では、常に「安全第一」の精神を忘れず、ヘルメット・防塵マスク・防護服などの保護具を完全装備。密閉空間での作業であるため、酸欠や粉塵対策も万全に整えました。


📝 最後に

 

更新工事後、エプロンコンベアはスムーズに稼働を開始し、ライン停止やトラブルのリスクが大幅に軽減されました。お客様からは、

「今までにないくらい静かで、動作も安定している。やってよかった!」

とのお声をいただき、施工班一同、大きな達成感を感じています。


📣 おわりに

 

私たちは、単なる機器交換にとどまらず、「使う人」「保守する人」「見守る人」の目線を意識した工事の質にこだわっています。エプロンコンベアは目立たない設備ですが、その役割は非常に大きいものです。

更新工事をご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。現地調査から施工、試運転・保守まで、責任をもって対応いたします。

今後も現場の「今」を伝えるブログを随時更新してまいりますので、ぜひチェックしてみてください!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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【現場密着レポート】エプロンコンベア更新工事の全貌

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【現場密着レポート】エプロンコンベア更新工事の全貌

 

――老朽設備から最新仕様へ、安全・正確にバトンタッチ!

今回は、私たちが担当した「エプロンコンベアの更新工事」について、現場の様子を交えながら詳しくご紹介します。

産業プラントにおけるコンベアラインは、まさに“動脈”。特にエプロンコンベアは、重量物や高温物を安定して搬送する重要な設備です。それだけに、更新工事の一つひとつの工程には高度な専門技術と、現場力が求められます。


◆ そもそもエプロンコンベアって何?

 

エプロンコンベアとは、鋼板製のプレートをチェーンで連結し、摩耗性・耐熱性の高い物質を運ぶための搬送設備です。
特徴は以下の通り:

  • 高温・高湿・粉塵の過酷な環境でも耐久性を維持

  • 鋳物やスクラップのような形状が不定形な物体にも対応可能

  • ベルトコンベアでは困難な重負荷の搬送に適する

 

つまり、「とにかく頑丈でタフな搬送設備」と言えるでしょう。

しかし、どれほど頑丈でも、長年の使用によってチェーンリンクの摩耗やプレートの破損、駆動部のトルク異常などが蓄積していきます。これが進行すると、ライン停止の原因になるだけでなく、周辺設備や作業員の安全にも関わるため、計画的な更新が欠かせません。


◆ 今回の更新工事の概要

今回の現場は、某製造工場内の炉前ラインに設置された大型エプロンコンベア。更新の目的は以下の通りです:

  • チェーンリンク摩耗による搬送ムラの解消

  • 走行時の異音・振動の抑制

  • 緊急停止率の改善

  • メンテナンス頻度の軽減

 

対象設備は全長およそ10m、幅は約1m。設備の据付環境は、粉塵・油分・熱気の三拍子が揃った“ハードな環境”。まさに私たちの出番です。


◆ 工事の流れと技術ポイント

 

① 事前調査と計測

 

まずは、既設コンベアの寸法を綿密にチェック。

  • 搬送ルートの水平・傾斜の角度確認

  • 駆動モーターの配置と配線経路

  • 据付ベースの経年劣化状況

 

ここでミスがあると、後工程で据付誤差が発生してしまうため、最新の3Dレーザー測定器も使用し、±1mm以内の誤差で記録しました。


② 解体・撤去作業

 

古いコンベアを撤去する際は、特に“溶接部の切断”と“重量物吊り出し”が要です。
重さ数百kgに及ぶプレートやフレームを、ホイストやチェーンブロックで慎重に取り出します。

現場では火花を散らしながらの切断作業。粉塵が舞う中、防塵フード・マスク・防火手袋などの保護具はフル装備。
搬出時は、他の生産設備を傷つけないよう、緻密なルート設計を行いました。


③ 新設機材の搬入・組立・据付

 

新しいエプロンコンベアの組立では、特にチェーンの噛み合わせとテンション調整に注力。
また、施工現場が傾斜地だったため、水平レベルの確保に時間をかけました。

  • チェーンテンション調整 → 伸び具合のバランス取り

  • 搬送プレート → 異物の噛み込みリスク軽減加工

  • ガイドレール調整 → 滑らかな搬送ライン確保


④ 試運転・安全確認・完了検査

 

据付が完了したら、空運転と実荷重運転で稼働チェック。

  • 振動測定

  • 異音検知(低周波異常音も含む)

  • 温度異常(ベアリング周辺)

  • 緊急停止時の復帰テスト

 

不具合ゼロを確認した後、作業完了報告書と操作マニュアルを作成し、お客様へお引き渡ししました。


◆ 現場の安全と作業員の声

 

今回の現場では、粉塵・熱気・油分が混在するため、安全管理も一層厳しく運用されました。

  • 作業員は全員、防護服+フルフェイスマスク装着

  • 定時KY(危険予知)活動によるリスク意識の共有

  • 2人1組体制でのダブルチェック

  • 毎日の熱中症対策と体調確認

 

作業員のひとりはこう話していました。

「普段、当たり前に稼働しているコンベアでも、裏側の仕組みやメンテの大変さは意外と知られていない。そこを支える仕事に誇りを持ってます。」

まさに、縁の下の力持ちと呼ぶにふさわしい現場でした。


◆ 最後に:コンベア更新で得られるメリットとは?

 

エプロンコンベアの更新は、「単なる部品の交換」ではありません。
それは、稼働率の向上、トラブル削減、そして従業員の安全性確保という経営面にも直結する投資です。

私たちは、これからも設備更新・メンテナンス工事を通じて、産業インフラの安定稼働を支えてまいります。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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計量器の更新作業を実施しました!

皆さんこんにちは!

 

株式会社島工業、更新担当の富山です。

 

 

 

 

【現場レポート】計量器の更新作業を実施しました!

~安全第一&効率重視の設備改修工事~

今回は、工場内に設置されている計量器の更新作業の様子をご紹介します。

老朽化や精度のズレが生じていた計量装置を新しい機種へと入れ替えることで、計測の信頼性を確保し、設備全体の効率を向上させるのが今回の目的です。


◆ 更新作業の概要

今回対象となったのは、製造ラインに組み込まれている重量測定機構
大量の原料や材料を正確に計測する装置であり、製品の品質を安定させるために非常に重要な役割を担っています。

写真にもあるように、既存設備の取り外しにあたり、

  • チェーンブロックを複数箇所に設置

  • 吊り上げ重量1,000kg対応のスーパーツール社製ガントリー式ビームを用いて

  • 作業員が高所にて安全帯・墜落防止器具を着用のうえで慎重に分解・搬出を行いました

 

作業は段取りが命。ひとつひとつの部材の重さ・バランスを見極めながら、チームで声を掛け合って進めていきます。


◆ 設備の安全性と精度向上を両立

 

新たに設置した計量器は、より高精度なデジタルロードセル搭載モデルで、以前の機種よりも安定性・レスポンスともに向上しています。

また、更新作業と同時に以下の対応も実施:

  • 配線ルートの最適化(ノイズ干渉対策)

  • 保守点検スペースの確保

  • 定期校正・誤差修正の計画提案

 

これにより、今後のライン稼働中における突発的なトラブルや計量誤差を未然に防ぐ構成を実現しました。


◆ 安全と効率を両立させる現場力

 

このような大掛かりな更新工事では、施工精度はもちろん、現場での“安全管理”が最重要です。

  • 複数の重機・チェーンブロックを同時に運用

  • 作業員の足場の確保

  • 壁面や周囲設備の破損防止

 

写真のように、狭い空間での作業では「チームワーク」も品質の一部。
安全確認→作業→声かけ→再確認という基本を徹底することで、無事故・無トラブルで完了することができました。


◆ 今回の工事を通して

 

今回の計量器更新工事は、単なる機器の入れ替えではなく、
精度・安全・将来のメンテナンス性」を見据えたトータルな改善工事でもありました。

工場内設備は、使い続けるほどに小さな劣化が蓄積されます。
その中でこうした定期的な見直し・更新のタイミングを見逃さないことが、生産効率やトラブル防止に大きく貢献します。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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