
皆さんこんにちは!
株式会社島工業、更新担当の富山です。
~安全第一&効率重視の設備改修工事~
今回は、工場内に設置されている計量器の更新作業の様子をご紹介します。
老朽化や精度のズレが生じていた計量装置を新しい機種へと入れ替えることで、計測の信頼性を確保し、設備全体の効率を向上させるのが今回の目的です。
今回対象となったのは、製造ラインに組み込まれている重量測定機構。
大量の原料や材料を正確に計測する装置であり、製品の品質を安定させるために非常に重要な役割を担っています。
写真にもあるように、既存設備の取り外しにあたり、
チェーンブロックを複数箇所に設置
吊り上げ重量1,000kg対応のスーパーツール社製ガントリー式ビームを用いて
作業員が高所にて安全帯・墜落防止器具を着用のうえで慎重に分解・搬出を行いました
作業は段取りが命。ひとつひとつの部材の重さ・バランスを見極めながら、チームで声を掛け合って進めていきます。
新たに設置した計量器は、より高精度なデジタルロードセル搭載モデルで、以前の機種よりも安定性・レスポンスともに向上しています。
また、更新作業と同時に以下の対応も実施:
配線ルートの最適化(ノイズ干渉対策)
保守点検スペースの確保
定期校正・誤差修正の計画提案
これにより、今後のライン稼働中における突発的なトラブルや計量誤差を未然に防ぐ構成を実現しました。
このような大掛かりな更新工事では、施工精度はもちろん、現場での“安全管理”が最重要です。
複数の重機・チェーンブロックを同時に運用
作業員の足場の確保
壁面や周囲設備の破損防止
写真のように、狭い空間での作業では「チームワーク」も品質の一部。
安全確認→作業→声かけ→再確認という基本を徹底することで、無事故・無トラブルで完了することができました。
今回の計量器更新工事は、単なる機器の入れ替えではなく、
「精度・安全・将来のメンテナンス性」を見据えたトータルな改善工事でもありました。
工場内設備は、使い続けるほどに小さな劣化が蓄積されます。
その中でこうした定期的な見直し・更新のタイミングを見逃さないことが、生産効率やトラブル防止に大きく貢献します。
次回もお楽しみに!